熊本大地震現地報告…3日目
今日は、熊本市のお隣の玉名市の「真言律宗蓮華院誕生寺」に、ボラ協の清水さんと一緒に伺いました。
毎日500人分の炊き出しを被災者のみなさんに提供したり、専門技術を持つ団体ボランティアさんたちの宿泊を受け入れている同寺の宗務長さんと面談しました。
安全上の理由で、静岡からは送ることのできない避難所での足湯ボランティア用の「ガスボンベ」の確保方法をご相談中に…福岡の飲料メーカーから紙パックの野菜ジュース3500個!!が到着しました。
急きょ、その場の全員がバケツリレーで3台のワゴン車から、社務所の廊下に積み上げました。その後、無事にボンベをゲットできました。
午後には、嘉島町に戻りました。この町出身の人気ゴルファーの有村智恵さんの直筆の励ましのメッセージが、避難所の入口に飾ってありました。
いつも災害現場でお会いする小山町議会の渡辺悦郎町議が、なんと富士山の麓からトラックを運転して、アレルギー症の乳児用のミルクなどの“特別な支援物資”を届けてくださいました。(T-T)ステキデス!
震災から、もうすぐ2週間が経とうとしていますが…今も約320人が生活している体育館のフロアにはやっと昨日、段ボール製の仕切りとベッド? が支給されたそうです。
車中泊のみなさんや自宅に戻られた方々も無表情で、長蛇の列を作って待っていた夕食は、いまだに菓子パンとおにぎりだけでした。
それでいて、ほんの数百㍍離れただけの通りには、品揃えは少ないけれど、食べ物も飲み物も売っているコンビニがあります。レストランもラーメン屋さんも営業しています。
ふと、東日本の後の頃を思い出しました。人の運不運とか、優しさとか……無関心とか。悲劇の最前線に来ると…ついつい、いろんなことを考えてしまう私です。