広報委員会の視察研修
本日は、議会広報特別委員会の視察研修で愛知県北名古屋市に伺いました。名前の通り、大都会の名古屋市の北に隣接し、ベッドタウンとして栄えている“若者の街”の議会の広報活動の実態を学びに行きました。
と、その道中のバスの中で…うれしいお礼のメールが、届きました!
昨秋から私たち夫婦は在宅で、鬼怒川の氾らんで大被害を受けた茨城県常総市に在住のスペイン語圏の外国人に向けて、支援情報を翻訳・通訳し、ラジオ用に録音するボランティアを続けてきたのですが…
このたび、依頼元の『たすけあいセンターJUNTOS(茨城NPOセンターコモンズ)』の活動が、水害後の復興支援の中で「多文化共生」に貢献したとして茨城県知事より表彰を受けました。本当によかったです。
さて、視察の件ですが…(笑) 北名古屋市は、牧之原市と同様にほとんど同じ規模の2つの町が対等合併して誕生した新しい市で、この3月に10周年を迎えます。
名鉄名古屋駅まで電車で約10分という地理的好環境から、人口は右肩上がりで増え続けて、今では18.37平方㌔の面積に約8万5000人もの市民が住んでいます。
地形は平坦で海や山なく…様々な企業も進出して財政的にも豊かな都市でした。市政の主な課題は福祉や行政サービスの充実に集約されている感じで…少子高齢化による人口減少や津波防災対策に奔走している牧之原市とは「ずいぶん違うなあ…」と驚きました。
市議会の広報活動は「生活満足度の高い市民に、いかに市議会に関心を持ってもらえるか?」に主眼が置かれていました。
若者や子育て世代を意識した市内の芸術大の学生に描いてもらった表紙やSNSを意識した読みやすく、簡潔な横書きのページ構成、各議員の人柄や人物像がうかがえるリレー形式の紹介ページなどが参考になりました。
また、議会改革の取り組みもご説明いただき、全国的にも珍しい市民の公募による「議会モニター制度」などが印象に残りました。
全体的には「大都市圏の社会インフラ、交通インフラに恵まれ、経済的には豊かで、文化的には成熟した活気のある都市」「若者が生活のために住むには、とても便利な街」だと思いました。
でも、20年以上都会で暮らしてきた私は…どんなに不便で、課題が満載でも(笑)…大自然に囲まれ、地域の絆やつながりが濃密な牧之原市が好きです。そして、愛する故郷でみんなと悩み、苦しみながらも…「一緒にいろんな課題に全力で取り組む地方政治家でありたい!」。改めてそう思いました。