波津2号津波避難地・避難路整備工事
年の瀬の仕事納めの午後、波津区に整備される『波津2号津波避難地・避難路整備工事』の安全祈願祭が、隣接する小堤山公園で挙行されました。
飯津佐和乃神社の方向から泰盛寺に向かう、荒れ果てた長さ84㍍、幅1.5㍍の参道の階段を改修し、津波避難路として再整備する事業で、来年3月までの工期です。総事業費3590万円で、その2分の1が国からの補助金で実施されます。
牧之原市の『津波防災まちづくり事業』では、津波避難タワーや避難ビル、避難路(避難地などの工事着工の前には、施工業者の主催で必ず〝安全祈願祭〟が行われています。これで、避難路では3つ目、合計では9カ所目で。まだその2倍以上が残ってはいますが…これだけ臨海部各地区の住民の安心・安全を願う思いに配慮した丁寧な対応を進めている自治体は、なかなかないのではないのでは? と私は評価しています。
昨年から、毎回同じ形式の祈願祭が続いて、もはやマスコミも取材には来てくれませんが…こういう手間も時間もお金もかけて行われている行事やイベントは、市の意気込みを示す意味でも、地域住民だけでなく全域の市民にも、毎回SNSやホームページで、きっちりと速報する必要性を痛感しています。
そういえば昨日、犬の散歩の時に静波海岸で会った年下の友人から興味深い話を聞きました。。万全の装備で、ヒラメ狙いのルアー釣りに来ていた彼は、堤防の先で横浜から来たという見時らぬ若者と出会ったのだそうです。牧之原市には縁もゆかりも土地鑑もない都会の若者が…「釣りができる場所をネットで探して…」直接、静波海岸までやってきてしまう…今はそんな時代なのです!!
せっかく牧之原市に初めて来てくれた彼は…神のみぞ知るww 釣果以外で、この街に満足して帰ってくれたのでしょうか?? 「もう1度来たいな!」と思ってくれたのでしょうか??? とても心配になりました。 先日来、繰り返しているネット社会に則した広報体制の確立。。もっともっと総合的、体系的な観光&物販のネット戦略を考えていかないと…本当に「もったいない!!」。。そう思わざるをえません。
<波津2号>
・設置場所 波津小堤山公園南側
・避難地面積 641㎡
・収容人員 912人
・避難路長さ 84㍍
・避難路幅員 1.5㍍(階段式)
・施工業者 鈴木土建
☆ソーラー式照明塔設置