移動博物館が来牧!
昨日29日から8月9日(日)まで、牧之原市史料館2階ホールで開催されている『ふじのくに地球環境史ミュージアム ~ 移動ミュージアム』に行ってきました!!
地球史ミュージアムとは、来年3月に静岡市駿河区大谷の静岡大学の隣の旧静岡南高校を改修してオープンする静岡県立の自然系博物館です! 5年前から公共施設等を対象に標本と解説パネルを展示する「ミニ博物館」を実施してきたそうですが、いよいよ開館にこの春から先立ち、ミュージアムの魅力を県民に知っていただくため、県内各地を巡回する「ミュージアムキャラバン」を新たにスタート。なんと牧之原市には、夏休みの一番いい時期に「昆虫」をテーマにした特別展示ユニットがやってきたというわけです。
角柱形の4つの特別展示ユニットの4面には、世界各地、日本全国、そして静岡県内に生息する413種1002個体もの貴重な昆虫標本が飾られ、独特の光の演出で昆虫の持つ幻想的な美しさが強調される『移動式ミニ博物館』が実現しました。私も童心に帰って、珍しい昆虫標本の写真を撮りまくり、説明文を熟読したり。。。普段は都会の博物館でしか見られない展示物の素晴らしさに感動しました!
大学時代は民俗学を専攻し、普段は田沼意次候ら郷土の偉人や史跡を研究されている史料館勤務の長谷川倫和さん(文化振興係)も、初めて経験する自然科学系の特別展示に興味津々の様子。「まったく知らない畑違いの展示物ですが…照明のあて方やユニットの配置の仕方など、いろいろ勉強になります! ただ、確かにムードは盛り上がるんですけど…歴史的な文書や史料の展示の時には、こんなに近くからライトを照らすと、変色してしまうのでできないんですよ」と苦笑いで解説してくださいました。
8月2日には、同ミュージアムの「昆虫博士」の岸本年郎准教授による特別講座も行われるそうです。詳細は以下の通りです!
【特別講座】
日時:平成27年8月2日(日) 午後2時~午後3時
会場:牧之原市史料館
対象:小学1年生以上 先着50人
講師:岸本年郎氏(ふじのくに地球環境史ミュージアム・准教授)
内容:身近な足元の虫たち
【申し込み・問い合わせ】
社会教育課:0548-53-2646
夏休みのひとときを、ぜひぜひ親子で楽しみましょう!