プレミアム大ニュース
【注】市当局による地元マスコミへの情報公開を確認の上、投稿しました!
牧之原市は本日29日、今月末まで販売期間を延長していた「マキティとくとくお買い物券(=プレミアム商品券)」を、新たに市内の企業や事業所に勤務する市外在住の労働者のみなさんにも、1万2000円分を1万円で販売することを決定しました!
国からの補助金の範囲内で、プレミアム商品券を発行した周辺自治体とは違い、牧之原市は当初から、市内の全世帯に3セットずつ行き渡る4万8000セットを準備、販売してきました。しかし、官民挙げてのさまざまな告知・PR活動にも関わらず、いまだに40%以上が売れ残っています。
せっかく自主財源を投入して、商品券も大量に印刷したのに「余ってしまっては、もったいない!」ということで、今月13日の議員全員協議会で、私は『事業の目的である市内の消費喚起』のため…「市外から通勤してこられるみなさんにも販売しては?」と提案させていただきました。
当日の記事は…⇒ こちら!!
今回、市当局の英断で、そのアイデアが実現の運びとなり、感謝感激です。今後、市内の約3000の事業所に連絡し、市外在住の希望者に1万5000セットを上限に、公平に販売することにするそうです。それと同時に、現在も購入していない市内の世帯にも引き続き、販売を継続するそうです。
しかし、全国的には、発売と同時にプラチナチケット化して、あっという間に売り切れてしまう状況が報道されているほど人気のプレミアム商品券が…どうして牧之原市だけがこんなに売れ残ってしまったのでしょうか?? それは実は、牧之原市がちょっと他に例を見ないほど熱心に、現政権が進める地方創生と緊急経済対策に関連した交付金を活用しての『地域内の消費刺激政策』を実施したからにほかなりません!!
プレミアム商品券は、全国の自治体の97%が予算化し、全国で発行総額は1589億円にも上るそうですが…その購入方法は…「早いもの勝ち」「購入制限なし」「誰でも購入可能」「住民が対象だが住所は自己申告」といった不公平と言わざるをえないケースが大部分です。熊本県八代市では、妊婦や体の不自由な人などのために「委任状」による代理購入を認めたところ、何枚もの委任状を持って現れて1人で600万円分の商品券を購入した人がいたそうです。実は、我が市の近隣自治体でも、それと類似したきわめて不正が疑われる事例が報告されています。
商工観光課が作成した下の比較表をご覧ください! 周辺自治体の「プレミアム商品券事業」と牧之原市のそれとは、実はだいぶ内容が違うことがわかりますでしょうか?
牧之原市では、われわれ議会の提言を基に、最初から国からの交付金(約4672万円)を上回る約5408万円の自主財源を加えて予算化し、「全世帯が3セット購入可能」な枚数を確保した上で…「全世帯に引換券を郵送」し「1世帯3セットまで」というルールを徹底させたきわめて公平な方法を採用していました。
しかし、この購入の条件を厳しくして100%の世帯が購入可能とした方式だからこそ、今も制度を知らなかったり、現金を用意できない方々が出て、大量の売れ残りを生んでしまったというわけです。いつも、市政の問題点や課題を偉そうに、そして声高に指摘しているような気がする私ですが(笑)…今回ばかりは、素晴らしい方式を採用し、そしてさらに進化した形でこの政策を推し進めようとしている市長始め、市役所幹部、担当者のみなさんの英断と努力に深く敬意を表します。
市外から牧之原市に通勤されている方々が、仕事帰りに市内の商店や施設で商品券を利用していただき、この市の魅力や素晴らしさを少しでも実感していただいて、この先、「牧之原市に移住しよう、引っ越して来よう!」という方が1人でも現れてくれれば、最高ですよね?