首相スピーチと正しい地図
あんまり大きなニュースにはなっていないようですが…22日にインドネシアのジャカルタで開催された『アジア・アフリカ会議(バンドン会議)60周年記念首脳会議』における安倍総理大臣のスピーチは、とても素晴らしい文章だったと思います。
中国や韓国では、戦後70年にあたって『過去の「おわび」に言及がなかった!』と問題視するむきもあるようですが…親日の東南アジア諸国はそろって静観の構えのようです。ただ、私はそんなこと以上に、「『侵略または侵略の脅威、武力行使によって、他国の領土保全や政治的独立を侵さない』『国際紛争は平和的手段によって解決する』…(60年前に)バンドンで確認されたこの原則を、日本は、先の大戦の深い反省と共に『いかなる時でも守り抜く国であろう』と誓いました。そして、この原則の下に『平和と繁栄を目指すアジア・アフリカ諸国の中にあって、その先頭に立ちたい』と決意したのです」という一節に表徴される我が国の断固とした平和国家へのこだわりを、軍事大国化の歩みを止めない近隣諸国への警鐘を込めて高らかに宣言したことは、とても良かったと評価しています。
このスピーチを見聞きされていない方は、ぜひご熟読されることをお勧めします!
演説の全文は…⇒ こちら!!!
もとより、私も日本の植民地支配を正当化するつもりはございませんが…大部分の国民と同様に、中韓両国が、尖閣諸島や竹島の領有権の問題を軍国主義時代の日本の悪行のように吹聴し続けることを苦々しく思っている1人です。
そんなきな臭い東アジア情勢の中、正しい歴史と領土問題を教えられてこなかった戦後の日本の歴史教育を正そうという運動の一環として、私も昨年6月の牧之原市議会の一般質問で、「わが市の子供たちに正しい日本地図で日本の固有の領土を教えませんか?」と提案したところ、すぐに教育委員会と学校教育課が対応してくださり、翌月には教科書会社から無償で提供してもらったA1サイズの「北方領土や尖閣諸島、竹島が、正しい位置に記載されている日本地図」が市内の全小中学校に配布されました。
その記事は…⇒ こちら!!!
そして、今年2月議会の『平成27年度予算連合審査』でも、私は当局に対し以下のような質疑を行いました。
【質疑】 学校教育課の計上した小中学校『教材備品費』の139万1000円の中に…「北方領土や竹島、尖閣諸島などの日本固有の領土が正しい位置に、同じ縮尺で掲載されている地図」の購入費は含まれているか? 私が昨年5月の一般質問で全校への配備を提案した際は、教科書会社が無料で10数枚提供してくれたが…5年ぶりの教科書全面改訂となった今回、最新の地図はもらえるのか?
【答弁】 含まれていない。昨年は地理の教科書会社に相談して譲り受けたが、今回は新たに採用した教材用地図の出版社に話をしたところ「販売はしていないが作成しているので、提供してもよい」」ということなので、大きな地図を10数枚依頼した。児童、生徒の正しい歴史や日本の固有の領土に対する認識を醸成するための教材としたい。
そして、先ごろ上記の答弁でお約束いただいた新しい正しい地図が、私の元にも届きました!! いつもいつも、生意気な1年生議員の強引な要望に、真摯に対応してくださる牧之原市役所のみなさんに、心から感謝いたします!!