
↑ 昨日のブログを読んでくれたのでしょうか?(笑) 1年2カ月前、両耳の後ろにケガをした痛々しい姿で、わが家に助けを求めるように現れたゴロ(オス2歳)が、さっそく家を抜け出して、庭の自動車の屋根に飛び上がって、気持ちよさそうに日向ぼっこを始めました。典型的な「飼い主のいない猫」だった彼は、今や大石家の大切な家族。。もちろん去勢手術済みです。
さてさて、『平成27年度予算連合審査』の2日目も、前日に引き続き大変な盛り上がりでした。なにしろ午前9時から始まったこの日の説明と審議のすべて終わったのが、市役所の終業のチャイムが鳴った後の17時10分だったのです。(ちなみに最後の質問者は私でした!) 昨日は質疑されなかった同僚議員も積極的に手を挙げ、当局の担当者がタジタジになるような鋭い質疑を連発していました。
しかし、残念なことにこれだけ白熱し、役場や市政のことに少しでも関心があったり、事情を理解している方なら絶対に面白いはずの『公開論戦』の傍聴者はマスコミも含めて0でした。普段、私は各議員が市政に関する課題や問題点、疑問を自由に市長や当局に問いただすことのできる『一般質問』への傍聴を市民のみなさんに呼びかけ続けてきました。しかし、この2日間の先輩議員のみなさんのイキイキとした、アドリブでの熱弁を聞いていて、ちょっと考えを変えました。
市民のみなさん!! 年に1度、2月議会の『連合審査』の傍聴においでください!!
いつも質問する人が限られていて、質問者が事前に通告した内容に沿った細かく専門的な話題が続きかねない一般質問とは違って、連合審査では予算案に載っている事業や業務のことなら、特に項目や金額が書かれていない話だって「この際ですから伺っておきます!」と前置きさえすれば…まるで通告なしの一般質問のように…市政全般の問題点をその場で追及し、当局に答弁を求めることができるからです。
「予定調和」の緩い空気と「高度な専門性」を必要とされて勉強不足だと、ほとんどやりとりが分からない一般的な『一般質問』とは、まさに雲泥の差です。その場で、すぐに回答やデータの数字を求められる担当部課長は大変ですが…とても、白熱する論戦と緊迫した雰囲気は「これぞ議会バトル!!」といった趣で、絶対にお薦めですよ!!
そんなわけで…本日も私が質疑した3つの事項の内容の概略だけをお伝えします。
【質疑】商工観光課は、海水浴シーズンの前の5月下旬から9月末、「海岸清掃業務」や「海岸流木等処理業務」という項目で合計1400万円を、例年シルバー人材センターや地元区のボランティアの方々に支払うと計上している。この『期間限定予算』の存在が、昨年10月に発生した静波海岸の漂着ゴミ処理に、完全無償のボランティアの、みなさんを集めるための「障害」や「足かせ」にもなっているが…年間を通して支出できるようにならないか?
【答弁】県から海岸の管理を任せれている期間の清掃等を市が委託している。シルバー人材センターへの委託は駐車場の管理やその周辺の路地やトイレの清掃も含んでいる。今回の災害復旧のための業者の重機によるゴミ撤去作業がずれ込んだ場合は、区域や作業がかぶらないように調整したい。
【質疑】危機管理課の計上した、榛原と相良の両庁舎間の『テレビ会議システム機器』の購入費が333万7000円とのことだが、ちょっと高すぎないか? 「従来のシステムが旧式(アナログ)で画質も荒く、コマ送りのようで不良のため」という説明だが、合併後に導入して9年でもう使えないという現機器のメーカーと購入費は?
【答弁】現行の光ファイバー回線を利用する。両庁舎内に最新の機材とカメラを導入する。SNSやSKYPE等の民間の通信手段は無料や安価ではあるが、非常時や災害時には使える保証がない。緊急時に重要なテレビ会議を迅速、正確に行うためには、高画画質や録画機能なども必要である。旧システムもNTTの製品だったが、金額などの詳細は今は分からない(結局、本日は最後まで報告なし)
【質疑】学校教育課の計上した小中学校『教材備品費』の139万1000円の中に…「北方領土や竹島、尖閣諸島などの日本固有の領土が正しい位置に、同じ縮尺で掲載されている地図」の購入費は含まれているか? 私が昨年5月の一般質問で全校への配備を提案した際は、教科書会社が無料で10数枚提供してくれたが…5年ぶりの教科書全面改訂となった今回、最新の地図はもらえるのか?
【答弁】含まれていない。昨年は地理の教科書会社に相談して譲り受けたが、今回は新たに採用した教材用地図の出版社に話をしたところ「販売はしていないが作成しているので、提供してもよい」」ということなので、大きな地図を10数枚依頼した。児童、生徒の正しい歴史や日本の固有の領土に対する認識を醸成するための教材としたい。
以上です。
