情報公開の重要性
先の12月議会における自分の『一般質問』の議事録の草稿を読みました。われわれ議会が年4回発行している『まきのはら議会だより』で毎回、質問に立った全議員に、等しく1ページ(1000字)のスペースで与えられている記事作成作業のためでした。
ぴったり60分にも及んだ、一問一答形式の質問全文をいただいて、驚きました。1枚に2000字が書かれたA4の紙が14枚!! われながら「よくしゃべったなあ…!!」と感心するほどの膨大な量です。牧之原市の議会だよりにおける一般質問の記事の扱いは、他の市町と比べても『破格』の文量ですが…それでも、実際のやりとりを『28分の1』の量に凝縮させる作業は、毎回至難を極めます。(笑)
そして、事前の通告書とヒアリング内容に対する市長の答弁を聞いて、その場でシナリオなしの即興で展開する再質問の議事録を読んでみると…異様に1つ1つのセンテンスや質問が長かったり、回りくどい言い回しや、同じ接続詞の連発など…自分の悪い癖がよくわかります。また、その場では興奮や緊張のため、追及しきれなかった部分や、当局側のあいまいな回答の部分もはっきりしてきて、今後の活動ための最高の資料にもなります。
毎年実施されている『牧之原市議会アンケート』では、いつも「議会で議員が何をしているか分からない?」「もっと議会の情報公開が必要だ!!」という市民からの厳しいご指摘の声が相次ぎます。広報特別委員会の副委員長の私としては…インターネットによる「生中継」やSNSを効果的に使った広報や告知の必要性は痛感しています。それでも、われわれ議員個人が一生懸命、自分で要旨をまとめて原稿も書いている「議会だより」だけでなく、市役所には過去の議会の全議事録も配備されており、誰でもいつでも自由に閲覧することができます。一昨年からは、録画中継の映像も公開されています。
今夏の議会アンケートによれば…牧之原市議会に「関心がある・少しある」市民は62.1%ですが…「議会を傍聴したことがある」方は6.5%。「インターネット録画配信を見たことがある」方は…わずか1.4%です。市民が欲すれば、議会情報を自由に得られる機会はあるのに、残念ながら活用されていない! いやそれ以前に、その情報が市民には知らされていないわけです。。何とか、この数字を上げていきたい!! 現状を変えたい!! 新聞やテレビなどの既存の商業メディアに頼らない、豊富でバランスのとれた市政&市議会情報の発信と注目度アップが、喫緊の課題だと思っています。
きわめて個人的で、私の目から見た一方的、かつ恣意的な『情報公開』ではありますが…この『牧之原魂』は、毎日そんな願いを込めて書き続けています。