選挙と父のこと
衆議院の解散総選挙で、日本中でにわかに臨戦ムードが高まっています。(政治家と一部マスコミだけかもしれませんが…)
本日は、朝から藤枝市で、われわれ静岡2区の支部長である井林辰憲前代議士の選挙対策会議が開かれました。この2年間、永田町と地元を駆け巡り、新人ながら獅子奮迅の活躍を見せてきた井林前議員を2回目の選挙を盛り立てようと、志太榛原の役員や地方議員が大挙して駆けつけました。候補者本人も、自民党政権に対する逆風をしっかりと認識し、死にもの狂いで頑張るという決意を表明し、万雷の拍手を浴びていました。
そんな、実質的な『決起集会』で、ひときわ張り切っていたのが、井林選対の本部長を務めることになる私の父、大石哲司県議会議員(自民党県連幹事長)でした。ただでさえこの秋は、来春の統一地方選を控え、県議選の候補者の公認や調整のために、広い静岡県を飛び回ってきたのに、突然の国政選挙で、本当に超多忙な毎日を送っています。
私のように、自分の都合やペースであっちこっち出向く毎日は疲れますけど楽しいものです…しかし、会派のために地元を離れて、県政のため、そして同志のために一生懸命働いている姿を見ると、本当に頭の下がる思いです。会議の後も、次の集会に向かった候補者に代わり、マスコミの取材攻勢に応じていました。
終了後は一緒に牧之原に戻り、『第45回静岡県父親ソフトボール大会』の決勝戦の行われていた「榛原総合運動公園ぐりんぱる」に移動しました。ヒラの市議の私は呼ばれてもいませんが…父は地元県議として表彰式で挨拶があったのです。(優勝は富士地区代表の今泉小学校でした)
とにかく、実績を重ねて肩書がついた政治家の週末は、いろいろな会議やイベントに引っ張りだこで、目の回るほどの忙しさなのです。
そして、午後3時からは、地頭方の「うおとも」で12月1日に開催される父の『自民党県連幹事長就任祝賀会』の最終打ち合わせでした。ずっと以前から企画されていたのですが…その翌日の12月2日は衆院選の公示日なので、とても自身のパーティーなどできるはずがありません。。まさに、土壇場、ギリギリのタイミング。。。そして、参列される政治家のみなさんや候補者にとっては…ある意味ベストの日時となったことに、父の政治家として『強運』をあらためて実感しました。
思い返せば、ちょうど2年前の12月には、やはり同じうおともで父の『県議会副議長就任祝賀会』が、盛大に開催されました。大病を患ってからは、公の場に出ることを拒んでいた亡母が、お気に入りの紫の色の着物を着て、うれしそうに父の晴れ舞台に同席したことを昨日のことのように覚えています。
昨年9月に母が他界して以降、一時はすっかり落ち込んでいた父ですが…今では何かに憑かれたかのように、これまで以上の熱意とバイタリティーで頑張っていることを息子として、そしてその大きな背中を見てやっと自分も駆け出した新米政治家として、誇りに思います。