妻の里帰り
突然ですが…本日、コスタリカ人の妻が、1人で祖国に帰ってしまいました!
正確には10日の午前0時5分、羽田発のデルタ航空で、旅立っていきました。毎朝、NHKの朝ドラ「マッサン」を観ているうちに望郷の念を募らせて…というわけではありません。(笑) 前回里帰りしたのが双子の息子たちが小学校に入る直前(2006年2月)なので、もう約9年になること。。そして子供の学校や夫の仕事の都合を考えると…「このままじっと待っていたら、もう2度と実家には帰れない!?」という切実な事情からです。実際は…。
マッサンとエリーさんの時代よりはずっとましだとはいえ、遠い異国から嫁いできた妻を10年近くも実家に帰らせていなかったわけですから…われながら本当に酷い夫だと思います。その間ITの飛躍的な発達で、SkypeやFacebookなどを通して瞬時に無料で連絡が取れる社会にはなりました。しかし、すでに齢80近い義父母にしてみれば…「憎き婿ww はともかく…どうして私たちは、かわいい孫に会えないのだろう?」。きっと、そう思っているはずです。
結婚前は、暦通りの長期休暇が取れる某大企業で働いていたのに…結婚後はいつの間にか休みのない新聞記者に転身し、今もまた自由に海外旅行などできない公僕となってしまった自分としては、本当に本当に申し訳ない気持ちでいっぱいです。中米のコスタリカは、行きも帰りも米国の数都市を経由して、丸1日以上もかかるような地球の裏側だけに、私も子どもたちも同行できません!!
今回は2週間の滞在を予定し、チケットもちゃんと往復で購入しましたが…果たして、彼女は帰ってきてくれるでしょうか?(笑) 離れに独り暮らしの父を含め、男ばかり5人(+イヌ1匹、ネコ2匹)が残された大石家の家事は、これからいったいどうなることでしょうか? 心配です!
ところで、いつの間にか国際線がバンバン就航するようになっていた羽田空港の国際線ターミナルに、いまさらですが私は初めて行きました。成田空港に行くよりは、ずっとずっと便利になりましたよね? 牧之原市を夜の7時過ぎに車で出発して、最寄りの東名吉田インターから高速道路に乗ったが最後、1度も一般道を通行することなく、きっちり2時間半で空港に到着しました。
先週末から、「世界最大級の屋内イルミネーション」が施された真新しいターミナル内には、さまざまな日本食のレストランや土産物屋が立ち並び、わくわくするような楽しいテーマパークのようでした。わが牧之原市の富士山静岡空港との比べようもない大きなギャップに軽いめまいを覚えました。
それでも、今回とは逆に、私が結婚式のため単身コスタリカに渡った1990年からの四半世紀で、世の中の通信事情も航空業界も飛躍的に進化しています。富士山静岡空港は今は小さくて、就航便も数えるほどの田舎の空港だけど…この先10年、20年で「きっと地域の発展や国際交流に寄与する素晴らしい空港になるはず。。みんなで頑張ろう!」。密かに、そう誓いました。