2つの安全祈願祭
本日は、牧之原市の将来にとって、とても大切な2つの建物の「安全祈願祭」がありました。
午前中には、牧之原市波津に建設される『津波避難ビル』を兼ねた商工会会館の安全祈願祭に出席しました。「平成26年度都市防災総合推進事業」として、本体工事費2億6244万円で、その2分の1が国からの補助金です。明日9月30日から来年3月末までの工期で建設される鉄筋コンクリート3階建てのビルです。
1階は商工会事務所、2階は防災研修センター、3階は防災倉庫となっており、外部から車イス用のスロープでつながっている広さ311.23㎡の屋上スペースに、約620人の地域住民が避難することができるそうです。
相良の中心である本通り商店街周辺の住民の安心・安全と、牧之原市の商工業の新しい拠点にふさわしい素晴らしいビルの完成が待ち遠しいですよね。
午後には、来年4月から牧之原市で初となる『認定こども園』となる静波区の川崎幼稚園の園舎の安全祈願祭でした。こちらも来年3月に完成予定の鉄筋コンクリート2階建で、延床面積は418.22㎡。1階部分は0~2歳児までの保育室。2階は子育て支援室と一時預かり保育室となるそうです。総工費1億3300万円で、国と牧之原市から「緊急子育て支援事業」という名称で、7012万5000円の補助金が出ています。(内訳は国3分の2、市3分の1)
幼稚園、保育所等のうち、以下の機能を備え、認定基準を満たす施設は、都道府県知事から「認定こども園」の認定を受けることができます。
1.就学前の子どもに幼児教育・保育を提供する機能
(保護者が働いているいないにかかわらず受け入れて、教育・保育を一体的に行う)
2.地域における子育て支援を行う機能
(すべての子育て家庭を対象に、子育て不安に対応した相談活動や、親子の集いの場の提供などを行う)
川崎幼稚園は、認可幼稚園と認可保育所とが連携して、0歳から5歳児までを対象に、一体的な運営を行う「幼保連携型」の『認定こども園』に移行するのです。従来以上に市民が、幼い子どもを預けやすくなることで、子育て世代、働き盛り世代にとって魅力ある都市になり、年々深刻な転出超過に歯止めがかかることが期待されています。
2つの祈願祭には、市長、副市長、地元県議会議員、市議会議長、市議会議員がずらりと参列。牧之原市の将来に直結する大切なビルの起工を口々に祝福していました。
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◆認定こども園(にんていこどもえん) 保育所および幼稚園等における小学校就学前の子供に対する保育および教育並びに保護者に対する子育て支援の総合的な提供を行う施設。都道府県知事が条例に基づき認定する。親が働いている・いないにかかわらず利用できる施設である。