「10周年」はスポーツで
本日は、いろいろな意味で対極にある2つのスポーツの大会会場をハシゴしてまいりました。
まずは、朝一番に相良高校に向かい、NPO法人牧之原市体育協会主催の『第59回七曜旗剣道大会(兼しずおかスポーツフェスティバル中部地域大会)』の開会式に出席しました。県中西部の小中高の116チームが集結して、大変な熱気でした。
昨年のこの大会は、来賓としてご招待いただいた県会議員の父の代理で出席しました。今年も、正確には他の公務があった父の『代理出席』だったわけですが(笑)…名前だけの「秘書」から「市議会議員」に肩書が替わったことで、今回は開会式の席次も最前列で市長の隣というベストポジションに座らせていただきました。
30年以上昔、私も小学時代から高校時代まで、ほぼ毎年出場していました。当時の記憶はもう定かではありませんでしたが、今年も大会パンフレットで過去の記録を覗いてみるとと…「榛原少年剣道クラブ」と榛原高校時代に、しっかりと優勝していた事実を再確認し、心が躍りました。
相良藩主・田沼意次公の家紋の名を冠した七曜旗剣道大会は、民間大会では、県内最古の伝統を持ち、来年は記念すべき第60回(還暦!)を迎えます。いずれも40年以上使われて、もうボロボロの5本の優勝旗の新調が喫緊の課題だそうですが…なによりも来年の『牧之原市制誕生10周年』の記念イベントとのタイアップが不可欠だと、私は思っています。
大会会長挨拶で、本目武彦体育協会長も「60周年と牧之原市制の大会10周年」に触れ、関係者と協議して「伝統ある、剣道の盛んな・まちづくり」ご提案をされました。これには西原茂樹市長も「とてもタイミングが良いですね。わかりました。記念事業化のアイデアをお願いいたします」と応え、話は一気に実現の道筋が見えてきました。私も微力ながら…『剣道のまち・まきのはら』の伝統と復興をPRを積極的にお手伝いしていきたいと思いました。
続いて、地元榛原に移動し、NPO法人日本ライフセービング協会主催の『第1回中日本ライフセービング選手権大会』の行われている静波海岸に行きました。
8月末までの海水浴シーズンには、中部地方各地の海岸で沿岸監視と人命救助に励んでくださったライフセーバーのみなさん305人が、快晴微風&静波ww の静波海岸に集結。日ごろ鍛え上げた肉体を躍動させ、自慢のライフセービングのテクニックを駆使して…『中日本王者』の称号と10月の全日本選手権の出場権をかけて、熱く競い合っていました。
明日7日まで、ビーチ種目とサーフ種目で男女それぞれ11種目が行われます。ほとんどの種目は、とてもじゃないけど、アラフィフの私にはできそうもありませんが…「筋肉番付」系のテレビ番組でよく行われる『ビーチフラッグス』だけは…「学生時代にやったことあるし、実際楽しいし、今だって何とか勝負になるかも? でも、距離が半分なら(笑)」と思いました。
この大会の開催のために「松風荘」や「かもめ」ら4軒の海の家は、8月末の海水浴場の閉場式から1週間も解体工事を始めずに、全設備を選手・役員用に開放してくださったり、市のお茶振興課も冷たいお茶の呈茶サービスを実施するなど、関係者一同が全面協力。これには、ライフセービング協会の幹部のみなさんも感激の表情で、来年以降の継続開催を希望されていました。
来年の「牧之原市制10周年」は、伝統ある「剣道」に続き、この先、わが牧之原を「※ライフセービング」のメッカにしていくための絶好の機会だと、私は思います。文化、芸術、音楽の披露。そして故郷の生んだ数多くの偉人たちの紹介などの記念事業やイベントだけではなく、こういったスポーツ大会の開催を通じて、牧之原の魅力を全国にアピールしていくべきだと、強く感じています。
◆ライフセービング 日本語にすれば、文字通り「人命救助」のこと。本来は広く「人命救助を本旨とした社会的活動」という意味。一方で、一般的には「水辺の事故防止・人命救助活動」と理解されていて、この活動に携わる人たちのことを「ライフセーバー」と呼ばれる。現在一般的に認知されているライフセービングは、18世紀から19世紀にかけてヨーロッパや、オーストラリアなどの環太平洋諸国で発展した。日本では現在、内閣府特定非営利活動法人日本ライフセービング協会(ホームページ)が国際ライフセービング連盟の日本代表機関として、全国のクラブメンバーとともに、ライフセービング活動の普及と発展に努めている。
ライフセーバーが体を鍛え、救助に必要な技術を競い合うことを目的に、スポーツとして開催されるのがライフセービング競技会。競技種目には「オーシャンマン(ウーマン)」「ビーチフラッグス」等のオーシャン競技16種目、50mマネキンキャリー等のプール競技10種目とシミュレーテッド・エマジェンシー・レスポンス競技がある。また、2年ごとに世界選手権が開催され、国内では、全日本、全日本プール、全日本学生、全日本種目別の4つの公式競技会をはじめとして、年間約10以上の競技会が開催されています。中部地方の選手を対象にした中日本大会は、今回が初開催。上位入賞者は10月の全日本選手権の出場権を得る。