子育て世代に優しいまち
昨秋の市議会議員選挙に『子育て世代の代表』を自任して、立候補させていただきました。
選挙公報でも、街頭演説でも、そのことを強調し続けた甲斐もあり、身に余る高得票で当選させていただきました。そして実際16人の議員でただ1人だけ、義務教育中の子ども2人を抱えて、毎月「ヒーヒー!!」言いながら(笑) 働いております。当然のことながら、2012年から中学生なら1人月1万円支給される「児童手当」のお世話になっております。 あっ! 来年からなくなっちゃう!!
子供手当を支給されている世帯は年に1度、居住する自治体の首長に、受給資格の現存することを知らせる「現況届」を提出しなければなりません。しかし、恥ずかしながら、わが家では先月末に未提出を告げる通知が届くまで、その届を出すのをすっかり忘れてしまっておりました。なので本日、平身低頭しながら、さざんかにある市役所健康福祉部子ども子育て課に出向いたというわけです。
その場では、もう1つ、特別な給付金の交付のための手続きを行うことができました。それが…『子育て世帯臨時特例給付金』です!!
今年4月から消費税率が8%へ引き上げられたことにともない、国が児童手当を受給している子育て世帯への影響を考慮し、消費の下支えを図る観点から、臨時的な給付措置として子ども1人に対して1万円が支給する制度です。児童手当とは違い、1回限りの支給ですが…知らないで申請をしないでいると、1円ももらえません! 対象となる世帯のみなさんは、早く子ども子育て課まで申請に行きましょう!
その後、所用のため島田市の『総合スポーツセンターローズアリーナ』に行きました。広い体育館内では新体操、ガラス張りのダンススタジオではヒップホップダンスのクラスが行われていました。さまざまな筋力トレーニングのマシンのそろったジムには老若男女の市民が、体力作りに励んでいました。平日の午後ということで、小さなお子さんを連れたお母さんたちの利用も多かったです。
牧之原市では残念ながら見られない微笑ましい光景の連続に心が温まると同時に、素晴らしいスポーツ環境に恵まれた島田市民がとてもうらやましく感じました。こういう誰もが気軽に訪れることのできる総合スポーツ施設を完備しなければ、今の若者や子育て世代は、定住してくれないのでは危惧しています。私は今までも、本会議の一般質問などで提案をしてきましたが、これからも「ことあるごとに当局に、声を上げていかなければ!!」という思いを新たにしました。
もう一つ、体育館の脇にあった『島田市子育て応援自動販売機』という名称の清涼飲料水の自販機に驚きました。島田市では、飲料メーカーと自動販売機設置先企業などの協力を得て、市内36カ所に合計38台が設置されているのだそうです。売上金の一部が島田市に寄附され、市の子育て支援施策の事業費に活用されます。昨年10月から事業を始め、今年月までの6カ月で合計21万166円の寄付金が集まったそうです。
金額が多いか少ないかは二の次として、素晴らしい試みだとは思いませんか? こういう目立つ場所での目に見える活動を通じて、市民全体の子育て世代への支援や協力意識が芽生えるのだと思います。牧之原市でも、採用を検討してみてはと思いました。