防災対策の一考
いつの間にか、中部地方も梅雨入りしていましたね? いよいよ本格的な雨が降り始め、毎日脱走しているわが家のゴロ君も、つまらなそうです。
さて、本日は、榛原庁舎に市内各地区自主防災会の担当者が勢ぞろいして「平成26年度第1回防災研修会」とやらが、開催されていたようですが…いつものことながら、そんな市と自治会がやっているイベントの情報など、事前に知らされるはずもなく…スルーしてしまいました。(ちゃんとフォローしていた平口議員の情報収集能力に、心から敬意を表します!
それでも、たんなるたまたまですが…「防災」といえば…私の中学、高校、大学の大先輩のY.Oさんに誘われて…先輩が勤務している焼津市の建設会社に行ってきました。
この会社は、『高輝度蓄光製品』の代理店でもあって、東海・東南海・南海大地震が夜間に発生し、完全に電源を喪失した場合でも「暗闇の中、住民を安全のに避難場所、津波避難タワーに誘導できる」という優れものの製品を取り扱っています。
ちなみに、この蓄光製品に使われている『蓄光材』とは、太陽や照明などの光源から、光エネルギー(紫外線)を吸収し、電源なしで自ら発光(最長42時間!!)するという素晴らしい素材です。整理すると…電源は不要なので、電球やバッテリー交換も不要で、メンテナンスも不要。当たり前ですが、配線工事なども不要というわけです。
ホームセンターなどで売っている「蛍光テープ」などとはまったく違い、細かく砕いた石英に、発行物質を練り込んで焼き固めてあるので、プラスチックよりもはるかに固く、耐久性にも優れ、塩害にも無縁なのだそうです。新東名高速のトンネル内の「非常口表示」に採用されているほか、お隣の吉田町の津波避難タワーの階段にも埋め込まれています。
最新技術を駆使した製品だけに、案内板サイズでも数万円と高額なのがネックですが…いよいよこれから建設が始まる我が牧之原の津波避難タワーにも、必要最小限で、こういった蓄光製品の採用を検討してはどうかと思いました。タワーそのものには、太陽光発電の照明が取り付けられますが…大地震で夜間、全戸が停電してしまったら…。。。タワーまで暗闇の中を進まなければならない住民の安全を考慮するなら、一定の数の発光する案内板は必要なのではないでしょうか?