昨日は、ほぼ1週間ぶりに本来の活動を再開しました。
私の住む静波地区から離れた地区で、長年災害ボランティア活動に従事されているシニア世代のご夫婦から「お話を聞きたい」というお電話があったのです。
うれしくて、うれしくて駆けつけました。古今東西、利害関係抜きでボランティアに励む人々の共通点は、「熱さ」であり「衝動性」です。あの悲惨な東日本大震災の地獄絵図をマスコミ報道で見聞きし、後先考えずに現地に向かったという人は、もうそれだけで私の同志ですから…。
いろんなお話をしました。ひとたび大地震が起れば、間違いなく壊滅するであろう我が市の沿岸部。。その危険地帯で、いかに生き残り、いかに助け合い、どうやって助けを求めるか…。。そんな当然の準備を先頭に立って進める人を探されていました。「どうか、任せていただきたい!」と思いました。
すがすがしい気分での帰り道。。ふと思い立って、片浜の大鐘家の庭園を訪ねました。梅雨の季節には、見渡す限りアジサイの咲いている広大な敷地に、今はスイフヨウが咲き誇っていました。
朝に真っ白な花が開き、徐々にほんのり赤く色づいて…2日目には真っ赤に変わって寿命を迎える。まさに、短き生涯を酔ったように終える「酔芙蓉」のはかなさを想いました。「酔生夢死」という故事成語があります。「酒に酔ったように生き、夢を見ながら死んでいく…」。私は、そんな現実逃避の生涯を送るつもりはありません。。今は、したたかに酔ってはいますが…。