あの日も暑い夏の日でした。28年前の1985年(昭60)8月12日18時56分、日本航空123便(東京羽田発、大阪伊丹行ボーイング747SR-46)が、群馬県上野村の御巣鷹の尾根に墜落しました。
牧之原市民の中にはあの日、尾翼のないジャンボ機が低空飛行で上空を横切り、海上に出る直前で元来た北東の方角にUターンしていく光景を目撃された方もいらっしゃるようですね。当時大学生だった私は帰省中でしたが、まったく気付きませんでした。それでも、ちょうど父の町長選挙中だったことと、玄関の書斎にたくさんの方々が集まり、テレビのニュースを食い入るように見つめていたことをはっきりと覚えています。
当時の新聞記事を見ると、個人情報保護が叫ばれる今とは違い、被害者の顔写真や名前、エピソードが事細かに記述されていて、事故の衝撃と悲惨さが浮き彫りになっているようです。今や富士山静岡空港を抱える牧之原市にとって、飛行機事故は無視できるニュースではありませんね。空港会社には県や航空会社と綿密な連携を保っていただき、未来永劫に事故など起らない、安心安全の空港であってほしいと思います。