参加することが貢献です
「熊本地震被災地支援『チーム静岡』情報・意見交換会」に、参加しました。
前職の県ボランティア協会の「被災地支援ボランティア」として、雪崩式に熊本で活動してきたコアなメンバーが、現地の情報を交換し、今後の支援の方向性を話し合う会議でした。私は、先月末の先遣隊の一員として、現地の惨状とボランティアセンターの立上げの様子を見聞きして、写真とリポート(…というかこのブログのような雑文)を垂れ流すように送付しただけで、ほとんど本来の「ボランティアコーディネーター」的な仕事はしていませんでしたし、性格的&能力的にうまくできません(笑)
それでも、みなさんの貴重な体験やご意見を、元ライターの習性と政治家の立場で、世間や行政に訴えて、支援策やさまざまなボランティア活動の実現に寄与する一助にはなれると自負していますので…今回もほとんど聞いていただけですが、楽しく有意義に話し合いの輪に加わらせていただきました。
地震発生から5週間が経った本日5月23日現在、静岡県が担当している嘉島町では…死者4名(うち震災関連死1名)、全壊家屋272棟、大規模半壊63棟、半壊269棟、そして一部損壊1848棟、道路の通行止め3カ所が、報告されています。町指定の避難所である町民体育館では392人、その駐車場での車上避難者30人、そして嘉島東小のグラウンドや地区の公民館にも72人の自主避難者が生活しているするなど…まだまだ大変な状況が続いています。
避難所でも、被災した現場でも、潜在的なボランティアの需要(ニーズ)は、山ほどあるはずですし、実際に避難所での足湯と静岡の温かい新茶のサービスなどは、大好評を博しているわけですが…自助の意識の強いお国柄もあり、今もニーズの掘り起こしが進んでいません。それどころか、町では7月以降に9団地161戸の仮設住宅の建設と民間賃貸住宅の借り上げが内定したことで、ボランティアセンターの早期閉鎖に向けて動き始めたようです。
今月中にあと2回、そして6月以降もボランティアの派遣を検討しているボランティア協会と県社協としては、活動の受け皿、窓口である現地のボランティアセンターには当面、どんな形でも体制でも、存続していてもらわなければなりません。。その辺りの現状把握と、明朝から熊本入りする社協職員との意識の共有までで、2時間の会議を終えました。
日本全国で毎年自然災害は発生していますが、そのスタイルや状況は千差万別…一方的に「支援したい!!」と乗り込んだり、物を送りつけたりすることはできませんから…本当に、いろいろ大変です。そのみなさんの苦闘ぶりを間近で一緒に体感できて、本当に貴重な話し合いでした。
疲れ果てて帰宅した午後11時すぎ…連日日本全国に向けて参加をお願いしまくってきた「牧之原グリーンティー・カップ2016」のエントリー締め切り15分前に、出場申し込みを完了しました! この世界初の夢のイベントでは、最初の「打ち上げ花火」の後は、表には出ずに原稿書きの宣伝マンに徹してきたつもりですが…最後は自分へのご褒美(罰金?)の意味も込めて、税込み5400円の参加料を納入しました。
いちおう実行委員の一員ですので、当日も雑用でも何でも受け持つつもりもあったのですが…観光協会の役員さんが「議員のけんじさんに、役なんて割り当てられないですよ! かといって、ずっと会場でウロウロされても困りますね…」と言うので(笑)…土壇場で決断しました。
口八丁手八丁で、外野から応援することは誰でもできますが…有言実行! 実際に「自分が率先してやってみる」ということが常に私のモットーです! 100%はとても無理ですが90%…いやせめて70%でも、自分の夢と責務が実現できたたなら…駆け出しの未熟な政治家として本懐です。