新「議長・副議長」の決意表明
本日11月12日の11月臨時議会での『指名推薦選挙』で、良知義廣議長(70)と中野康子副議長(67)が、正式に誕生しました。
この結果は、すでに6日の議員全員協議会での『議長選挙』で内定しており、各委員会の新布陣や委員長人事とともに、私が当日のブログ、翌朝のメルマガ、Facebookで報じた通りです。
6日の記事は…⇒ こちら!!
この行為について…一部の市民や同僚議員から、「12日の臨時議会までは正式決定ではない議会の人事を、1議員がインターネットを使って外部に公開するのはいかがなものか?」という疑問やご批判の声があったということを聞きました。
しかしながら私は…(1)6日の議長選挙に限らず、牧之原市議会の会議や委員会は原則『すべて公開』の会議である 。(2)議長選、副議長選の結果はもとより、その候補者選考の過程までも、各同僚議員は個々の支援者、所属の組織、同志、そして家族には制限なく、自由に『人事情報』を発信・提供していた。(3)国会の人事などとは違い、小さな地方議会の牧之原市議会の人事の詳細情報は、内部の人間が自ら公開する以外に、議員に知り合いのいない一般市民が入手する手段はない。。。。という3点から、なんのためらいもなく、堂々と発信させていただきました。
新議長、副議長の就任のニュースは、明朝の新聞に掲載されます。しかし、6日の選挙結果や各委員会の布陣や委員長、副委員長人事などの詳細は、紙幅の都合もあり、どこにも載りません。また、両氏が就任に際して壇上から語った「決意表明」の挨拶も、当然のことながら、一般市民の耳目に触れることもありません。
そこで、私は新議長、副議長にお願いし、お2人の「就任挨拶」の全文を入手しました。長文ですが…私の恣意や何らかの意図によって、一部を切り取ったり、要約することなく、以下に全文を掲載いたします。
【牧之原市議会議長就任の挨拶…良知義廣】
みなさん、おはようごさいます。
私は、11月6日の議員全員協議会における議長選挙におきまして、議長に内定させていただき、本日、指名推薦により第6代議長に就任させていただきました。大変光栄でありますとともに、その責務の重さに身が引き締まる思いであります。
さて、当市は現在、市政10周年で各種記念行事が催されておりますが、その中で牧之原市の市歌も生まれました。その歌詞の書く小説の最後に「うみ・そら・みどり・牧之原」という歌詞がありますが、私はその歌詞の通り、毎日、一面茶畑に包まれた小高い丘に住み、そこから駿河湾、伊豆半島を眺め、また霊峰富士を仰ぐという、まさに「うみ・そら・みどり・牧之原」を地で行くような生活を楽しんでおります。本当にこのような自然環境に恵まれた地域は他にないと思っております。
その一方で、全国的に人口減少が叫ばれており、当市も御多分に漏れず、現在実施中の総合施策で気を抜けば、特に若者は「向都離村(こうとりそん)」で、さらに都会へ出て行ってしまうのではないかと危惧しております。私は牧之原市をこのようような地域にさせてはならないと思っています。そのためには、若者を始め市内外の方々に、この牧之原市を「住んでみたい、住み続けたいと思える」〝魅力あるまち〟にしていかなければならないと思います。
この実現に向け、議会にあっては、市執行機関との二元代表制の中で、議会基本条例を適切に運用し、その説明責任を十分に果たして行けるよう、切磋琢磨してまいりたいと気持ちを新たにしております。議長職を仰せつかったからには、さらに歴史と伝統を守り、豊かな牧之原市となるために、粉骨砕身の覚悟で市政運営に取り組む所存であります。
ただ、議長選挙におきまして、無効投票をされた方が3名出たことは、誠に残念なことであります。
投票前に、一方の候補者があえて「無効票がないように」と注意を促したにもかかわらず、あえて3人の方がその行動を取られたことは、たとえ「議員としての権利だ」と主張して行ったとしても、市民のみなさんから見れば「議会や議員は何をやっているんだ」という見方をされるのではないかと思います。
議長選の当事者として、このような事態を起こさせてしまったことに対して、市民のみなさんには大変申し訳なく思っております。
いずれにしましても、現下の市政にあって、今後「柔軟性に富んだ魅力ある議会」を運営を行っていくためには、みなさん方の一層のご支援とご協力が必要でありますので、何卒よろしくお願い申し上げて、就任の挨拶とさせていただきます。
【牧之原市議会副議長就任の挨拶…中野康子】
このたび、副議長の重責を担うこことなりました。
良知議長を補佐し、公正で円滑な議会運営に努め、その役割を果たすとともに、市民の期待に応えられますように、開かれた議会を目指し、一生懸命頑張ってまいりたいと思っております。
牧之原市を取り巻く環境は、人口減少・超高齢化社会・防災・TPP対応等々、かつて経験したことのない厳しい課題に直面をいたしております。私は女性の視点から、微力ではありますが、課題解決のために努めてまいりたいと考えております。
みなさまの格別なる御指導と御鞭撻を賜りますよう、どうぞよろしくお願いいたします。