県連青年局役員会にて
2015年最大の政治イベントだった統一地方選挙が終わり、静岡市内のホテルで『自民党静岡県連青年部・青年局』の役員会がありました。
前半戦の県議選で静岡市駿河区選挙区で、見事再選を果たした相坂摂治局長(40)を始めとする、県内各地で活躍中の30代、40代の地方議員や青年幹部のみなさんから、選挙戦や最近活動報告。そして今後の青年部・青年局のスケジュールなどの説明、提案がありました。
この場では一度も振り返っていませんでしたが…県議選に関しては12日に、無投票だった9選挙区を除く24選挙区で投開票が行われ、自民党は改選前議席と同じ38議席を確保して単独過半数を維持しました。これは県政史上初の快挙だったそうです。そんな明るいムードの中、私は牧之原市榛原支部の青年局長、さらには県の青年局次長として、県連のトップ「幹事長」だった父大石哲司を落選させ、保守本流の牙城だったこの地域を空白区にしてしまったことの重大性と責任の重さをあらためて痛感しました。
3年前からいわゆる「超法規的待遇」で、青年局のメンバーに加わらせていただき、さまざまな研修や学習会、知事選のスタッフや国政選挙応援などを通じて、まさしく『政治のいろは』を学ばせていただいてきました。個人的には素晴らしい先輩や同志に恵まれ、かけがえのない経験を積むことができました。しかし、それは独りよがりの自己満足にすぎなかったことは…県議選の結果を見れば、火を見るよりも明らかです。
もはや、年齢的にも…とても胸を張って「青年」とは言っていられません。やはりここは、県の青年局からは一線を退かせていただき、しっかりと自分の足元を見つめて、地元で地道に実績と信頼を得る努力を重ね、そして一から党勢拡大に励んで、汚名返上を期す! という結論に達しました。残り1カ月の人気を全力で全うしてから、再び一兵卒として捲土重来を目指したいと思います!
会議に先立ち、昨秋に青年部局が主催した『公募提案型政策コンテスト』県大会で優勝し、5月末の全国大会に出場する伊豆市在住の田足井(たたらい)美帆さん(28=NPO団体職員)から、リハーサルを兼ねたプレゼンテーションがありました。
牧之原市以上に少子高齢化の進んでいる伊豆地域の活性化と人口減少に歯止めをかけるために…「首都圏から働くシングルマザーを呼び寄せるには?」というコンセプトの『過疎地域での〝シングルマザービレッジ〟構想』という今の時代に即した建設的な発表でした。
自然環境に恵まれ、家賃な物価も安い地方の魅力を訴えて、都会のシングルマザーに移住を勧め、自治体の運営する『放課後子ども教室』で働いてもらう…というのが提案の骨子でした。「費用対効果」の面や、実際にそれほどの需要があるだろうか?…という気も少ししましたが、よくまとまった説得力のある政策提言だと感心しました。