牧之原の『土男子』はスゴイ!
最近、牧之原市の農業青年たちの情熱とパワーに心から感動しっぱなしです!!
先週の19、20日には、東京・日比谷公会堂で開催された『第61回JA全国青年大会』で、JAハイナン青年部を代表し富田佳通さんが東海北陸チ大会覇者として「お茶育大作戦~お茶で伝える食と農のおもてなし~」という組織活動実績発表に出場!! 大挙して応援に駆けつけた30人近い仲間の前で堂々と、先日行われた市内の小学5年生全員を対象にした先日の「ティーヒーロー選手権」など、牧之原市特産のお茶を全面に打ち出した独自の『食育作戦』の成果を披露し、見事「JA全国青年組織協議会長賞」を受賞されました。
22日には、高尾山石雲院で開催された史上初の“お茶カフェイベント”「まきのはら協奏曲(コンチェルト)」にも、昨年来全国各地の物産展や特産品イベントで話題沸騰中の『牧之原男子カフェ☆』を出展。。静岡デザイン専門学校の学生さんったちと一緒に作成したオリジナルの『お茶染め前掛け』『コースターと半纏』『Tシャツ』を初披露し大好評を博すと同時に、青年部主催で『土男子と農婚』という斬新な婚活イベントも開催。。全国から参加、来場した多くの方々に、我が牧之原の農産物とお茶の魅力をたっぷりとPRしてくださいました。
そんな中、牧之原の『土男子』の魅力と活動の一例を知りたくて、議会の行事のなかった本日、須々木区で家業のお茶と並行して、3年前から静岡県初のゴマの栽培で勝負をかけている小笠原一智さん(31=花嫁募集中!!)を訪ねてきました!!
ゴマは、国内消費量の実に99.8%をトルコや中国、東南アジアといった海外産が占めています。そして、そのほとんどが「ゴマ油」の原料となる『穀物』として大量に輸入されています。それだけに、農薬を使わない高品質&美味の国産ゴマは、高級料理店などから引く手あまたなのです。小笠原さんもすでに、都内の料亭など15店に納入し、最高の評価を受けています。米や小麦のような主食にはなりませんが、和食はもちろん、世界各地の郷土料理で独特の存在感を発揮する欠かせぬ存在です。
日本では鹿児島・喜界島など温暖な九州地方で生産されていますが、小笠原さんは「牧之原の気候と砂地なら、必ずうまくいくはず」と一念発起。国内のゴマ問屋からの受注生産の依頼とノウハウ提供の申し出を断り、「今は静岡、いずれは牧之原のブランドとして、消費者に選んでもらえるゴマを作りたい!!」と自ら何度も生産地に足を運び、産地直売&自家ブランドのゴマ栽培にこだわって頑張ってきたのです。
そしてここにきて、やっと生産が軌道に乗り、安定供給が見込めるようになったことで、ついにこの春から『静香(しずか)』という新ブランドを立ち上げ、一般の消費者にも直接、通信販売をスタートさせることになったのです。21日には、沼津で開催された『ふじのくに農芸品2015』に初出店! 来場した主に20代から40代の主婦層から「えー!? 静岡でゴマが採れるんだ?」「とってもおいしい!」という絶賛の声が続出。試作品が飛ぶように売れたそうです。
「ゴマはメーンの料理にはなれない『調味料』だから、実際どれだけの反響があるかわからなかった。不安だったんですけど、主婦の方はゴマのことをよく知っていて、とれもうれしかったです」と微笑む小笠原さんですが……水はけの良い牧之原の砂地の畑で、豊かな太陽光をいっぱいに浴びて育ったゴマの味は絶品、栄養は満点。。濃厚で香ばしい香りも特別なのですから、日本の目と舌の肥えた消費者が飛びつくのも当然です。
この春からは…有名百貨店への納入も決定。全国の牧之原市の『ふるさと納税』のお礼に贈られる地元特産品にも参入するそうです。今後、賛同してくれる友達やお茶農家のみなさんと連携し、生産量を増やして、「牧之原をゴマの大生産地にしたい! ゴマを通じて故郷の農業、経済を活性化させたい!!」というのが小笠原さんの夢です。可能性は無限大です。お茶のように県内に競合するライバルはいないからです。今なら頑張れば頑張るだけ、成長も成功も約束されています。そういう素晴らしい志の若者を私は応援し、一緒に盛り上げていきたいと思っています。
最後に、みなさんが気になる商品とお値段は…生ゴマ(金・黒)が50gで500円、煎りゴマ(金・黒)は45gで500円。ゴマ油は105gで2800円。。。味と品質は私が保証します!(笑)
ただし、これから、全国に勝負をかける!! とはいってもまだ、年間200キロしか生産できていませんから…欲しい方は…今すぐ! 『静岡ゴマ生産研究会 小笠原製茶』に、電話(0548-52-0353)かメール(maruhei.cha@gmail.com)で、お申込みください!