三遠南信サミット2014
本日は、公務と所用の2人を除く牧之原市議会総出で、浜松市で開催された『三遠南信、浜松三ヶ日・豊橋道路建設促進議員評議会』と『三遠南信地域連携ビジョン推進会議(三遠南信サミット2014 in 遠州)』に参加してきました。
『三遠南信』とは…愛知県東部の東三河地域の「三」。静岡県西部の遠州地域の「遠」。そして、長野県南部の南信州地域を「南信」の3つの旧称を合体させた3県にまたがる地域の総称です。
本州の中心部で、北陸地方と東海地方を結ぶ南北を縦貫する高速道の実現を目指し、首都圏と中部圏と近畿圏を結ぶ東名、第2東名との連結を通じて、産業や物品、人的交流、観光などを活性化させようという地方議員や行政の集まりです。サミットは1994年(平6)から、3県が持ち回りで開催しています。そして、昨年結成された道路建設促進議員評議会に今回、3県の31市町村議会とともに、我が牧之原市議会も構成議会として参画することになったのです。
牧之原市は遠州の東端にあり、静岡県の空の玄関口である富士山静岡空港を擁しています。国際貿易港の御前崎港も至近です。さらに、古来遠州から信州につながっていた『塩の道』の起点でした。加えて、牧之原市民にとって長野方面は、津波や原子力大災害時の避難先と想定されているわけです。そういったさまざまな意味合いから、この壮大なプロジェクトに参加することには大きな意義があると思われたわけですが…。
全体会議や配られた資料の内容やシンポジウムで話し合われたテーマは、ほぼ100%が遠州灘、三河湾から南信州に至る地域をつなぐ高速道路のもたらす地域の連携や発展のことばかり。。まあ、そういう組織ですから当然なんですけど…駿河湾南部に位置するわが市の役割や富士山静岡空港の活用云々は、まったく話し合いの俎上には上りませんでした。
今回が初参加なので、仕方がない部分もありますが、せっかく大挙して訪れた会議の「蚊帳の外」に終わってしまった感が否めません。 評議会総会とサミットの全体会だけの参加だったこともあり、われわれ牧之原市議団が発言や提案を行う機会もありませんでした。
来年は愛知県で開催されるということですが、それまでにわれわれの立ち位置を再確認し、少しでも意見や要望を反映させるようにしていく努力が必要でしょう。。今回のようなオブザーバー的な出席であるならば、全員で参加する必要性はないと思います。