勝間田公園つつじ祭り
本日は、牧之原市勝間田区の『勝間田公園つつつじ祭り』に参加させていただきました。
静谷字みくり地内(通称コンピラ山)のふもとから山頂にかけて公称1万本もの色鮮やかな「ミヤマツツジ」(学名:コバノミツバツツジ)が、競い合うように咲き誇っている光景は、ただただ「圧巻」の一言でした。
この公園の歴史は古く、1932年(昭7)、古来山頂付近に自生していたツツジに着目した当時の勝間田村の村長や村会議員、そして勝間田小学校の教員が音頭をとり、村人とともにでクワを手に雑木林や竹林を開墾して、建設した「勝間田児童公園」がルーツなのだそうです。
しかし、その後の世界情勢で手入れする人もいなくなり、戦時中には荒れ放題。。。その後も、誰も手を入れることのないままに昭和50年代までほったらかしになっていた公園を1981年(昭56)、当時の榛原町勝間田区長の本杉尚夫氏の陣頭指揮の下、再び住民総出で美しい公園を
よみがえらせました。以来30数年間、国内で分布 の東限に位置するとして県の天然記念物に指定され、今では県内外から多くの観光客の訪れる大繁殖地となっています。
「勝間田」の地名の由来となった平安時代から室町時代後期にかけてこの地に君臨した「勝間田氏」にゆかりのある史跡の残る山頂の公園で、おごそかな神事が行われた後、地元の小学生や若者たちのグループが、創作舞踊を披露するなど大変なにぎわいの宴が続きました。
このツツジに代表されるような長い歴史と伝統の残る故郷の美しい自然の恵みを活用し、この地をもっともっと有名にして…「より多くの人を呼び寄せたい!!」。。そんな思いを新たにしました。