牧之原の「地域グルメ」?
本日は、「牧之原市商工会観光サービス部会」主催の『第2回牧之原市の“地域グルメ”を考える会』に伺いました。2週間前に第1回会議があったということを友人のFacebookの投稿で知り、「あれ?『元日刊スポーツ静岡版B級グルメ特集担当記者』を呼んでくれないってのは意味があるわけ?」と文句を言ったら、今回は呼んでくれたのでした。
当然、いつものように、立場は気楽な「オブザーバー」というか見学者のつもりだったわけですが…。欠席者が出たとかで、急遽ワークショップに入ることになってしまいました。とはいっても、第1回会議で、これからアピールする地域グルメは『お茶漬け』ということに決まっていたそうで…。本日の会議は、その普及方法や売り出し方! なかなか大変なお題をいただいたというわけです。
4班に分かれて、「牧之原のお茶漬けを市内外に定着させるための戦略」を真剣に話し合いました。「牧之原茶漬けの定義づけ」を皮切りに、「市内の全飲食店の協力」「お茶漬け専用のお茶銘柄の策定」「マスコミやインターネットの活用」「『全国お茶漬けグランプリ』の開催」「相良の塩とのコラボ」…といったさまざまな意見が飛び出しました。
しかし、ワタシ的には、まだまだインパクトに欠けているようでなりませんでした。なぜならば、そもそもお茶漬けとは、残りものや余りものにお茶をぶっかけて食べるもので、それ自体が定番料理として脚光を浴びるべき地域のグルメ? ではないと感じたからです。「んーー。。これは、これはちょっと厳しいかな?」と困りかけた時でした。
片浜在住のご婦人のMさんが「昔から食べられてきた『かつうぢゃ』はどうでしょう?」とおっしゃったのです。恥ずかしながら私は「かつうぢゃ」が何なのか、知りませんでした。「カツオの切り身を入れたお茶漬けですよ! 私の子どものころは、漁師の家では定番だったの」と教えてくださいました。
「これはイケる!」と直感しました! B級グルメは、どれも美味しくて当たり前。。実際は、ネーミングが勝負です。。「牧之原茶漬け」では…地元の私でさえ食指をそそる名前ではありません。他の地域の人には「ああ、お茶どころだからねえ」と苦笑いで片づけれてしまうでしょう。それとは対照的に、なんだからよくわからないけど(笑) 面白そうな「かつうぢゃ」って、不思議な名前は、それだけで話題を呼びそうです。
そこからのわが班の話し合いは盛り上がりました! 「カツオは、年中コンスタントに提供できないのでは?」「名前から『トンカツ系』の具を想像してしまうかも?」という声もあり、語頭の「かつ」を取りました。カツオのない時期は、タチウオで「たちうぢゃ」とか…バリエーションが効きますからね。そして、お茶漬けであることを最後まで伏せるため最後に「丼」を付けました。高級感を醸し出すためです。あっというまに、牧之原名物「うぢゃ丼」のできあがりでした!!(笑)
と、まあこんな感じで、楽しんでみました。似たような発想だった他の3班の発表と比べて、独創的な興味深いアイディアだったと自負しています。すべては次回の第3回までに、主催の商工会有志が、こういった意見をどうとらえ、どうまとめていくかにかかっていますが、なかなかこの先有望な話し合いだったと思います。
できることなら、このままどんどん悪ノリして、妄想を膨らませ、ゆるキャラの「ウヂャ君」とかも誕生させて…「ウヂャウヂャ音頭」とかのCDつくったり、ご当地アイドルのnozomiガール NEedに「恋するウヂャ君」という歌を歌ってもらったり…それこそ、マスコミの取材人や観光客が「うぢゃうぢゃ集まる」魅力的な地域のグルメができるといいなと思います。